カテゴリ:種まきびとの暮らしから( 15 )

種まきびとの暮らしからー3月15日お客さん

てっぺいのお客さんがくるので、おおそうじ。おいしいものをつくって、くつろげるように、おふとんもほして、まめたんも用意して。うなぎやさんにいってから、横波ハイウェイにいって、谷相を散歩して、次の日、日曜市にでかけて、とちゅうで、そのひとがデザインしたもののあるおみせヴィトンにはいって、
日曜市でのおかいものがおもしろかった。さるのこしかけと、盆栽。おきゃくさんは、村上隆さん。ふしぎなかたでした。
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by tanemakibito | 2009-04-01 22:17 | 種まきびとの暮らしから

郁子ちゃんのライヴー5月25日

音のうまれるところ。
音楽の暮らし。いま、まいにち聴いてるのは、原田郁子ちゃん。
なんだろか、暮らしのなかに、音のうまれるところがあるみたい。
畑、ちくちく、ごはん。
いつもの暮らしに、音のうまれるところ。
ピアノと郁子ちゃんは,音の生まれるところ。
音のひとは、しなやかでたおやかなたましいを
つくるように、くらすように、表現している。
まるで呼吸するように。
うたをうたうように、つくりたいと、いつもおもう。
いつも、うたをうたうように。
つくれるように、まいにち音のうまれるところにいる。

郁子ちゃんと会ったとき、郁子ちゃんは、まっすぐに
わたしをみつめていた。
わたしは郁子ちゃんと音の生まれるところをみつめた。
音のうまれるところの、鹿の鳴く森がすぐそこにあるというのに、
森には鹿がいて、鳴き声がきこえるというのに。
森のなかの、音のうまれるところが虹色になって、
かがやいてひかりを放つのだ。
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by tanemakibito | 2008-05-30 21:20 | 種まきびとの暮らしから

5月16日ー種まきびとのたね

東京のZakkaにいた、アン・リジャという女の子とけんちゃんとしゅうじが、雨のふる、4月20日に、うちにやってきてから、もうすぐ、1ヶ月。
ちょうど、アースデイがあったので、高知の四万十のほうのひとびとにも、会えて,よかったのです。それから、3月にはじまった、オーガニックマーケットにもでかけて、オーガニックなひとびとにも出会えてタイミングがよかったのだろう。
なんだか、わたしの種まきノートを読んでくれていたみたいで、種まきのこどもたちのような、種まきの種のような、種まきびとは、どんどん伝染してゆくみたい。
 このあいだまで、いそうろうだったのに、開拓小屋が、ふたつ、うんよく借りられて、谷相に住むことになったのです。
ちょうど、窯たきのとき、アノニマスタジオの丹治さんがこられていて、こどものころ地震のまえには、ありが、だーっと、巣から大移動していたのを、みたという。若いひとたちが,なにか、感じて、まちから、田舎の自然のなかに、くるのは、そんなことかもしれない。
それにしても、茶つみをして、紅茶をつくったり、はちみつをとるため、蜂の巣箱を棚田においたり、椎の木を山から、もらって運び出し、すでにやったことがある、たいにおそわって、こまをうったり、畑をしたり、さくらんぼじゃむ、サクランボタルト、サクランボアイスをつくったりと、楽しい山の学校のまいにちでした。
リジャは、わたしの仕事を手伝いたいというけれど、すでに、もう、なべつかみ700枚つくった、展覧会をしているのです。
これからが、たのしみ。
昨日は,沖縄から、いつか、谷相食堂をやりたい、なちおが、やってきて、やさいごはんをつくってくれました。たけやんちのよごちゃん、歩屋のあゆみちゃんと、みんなでごはんは、楽しい。
たいとしゅうじのさくらんぼやは、タルトと、あったかくてふわふわの、プディングみたいな、ケーキをつくり、おみやげのさくらんぼジャムまで、完璧な仕事ぶり。
新しいかぜが、谷相をながれはじめているのです。
 開拓小屋は、ソローの小屋で、しゅうじのは、ヤエちゃんに借りた田といっしょにみると、すばらしい。よこを流れる、川は、美しくて、谷のはじまりを夢みている。
リジャたちの開拓小屋は、となりの山の神さまが、すばらしくて、山の開拓小屋という感じ。裏山が、ナウシカの樹海のようで、いきをのむほど、うつくしい。
谷相にこんなところがあったなんて。
どちらも、でかけていくのがたのしみになるほど、かれらは、うんがよく、なにか、いいかぜがふいていて、うれしくなる。えまちゃんといい、みんな、むかいあえるひとびとは、所作がいい。
うちの畑も、ひろがりをみせている。わたしひとりではむりだけれど、哲平の薪がまもそうだけれど、つながるひとびとは、わたしたちの仕事をふかいところで、理解しあえていて、なにもいわなくても、動いていて、はっとさせられる。
このあいだの、窯は、ほんとうに、大成功だったのは、深いところで、むすばれてしごとしていたからだろう。不協和音があると、気持ちが、みだれるけれど、気持ちのよい窯たきだった。
 だから、すばらしい、みどりのかかった、春の山みたいなゆう薬のうつくしいうつわが、できたのだろう。うつくしいものつくりは、こころのしごとかもしれないのだ。
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by tanemakibito | 2008-05-17 08:17 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとのくらしからーハナレグミ

きょう、お昼の、タモリのわらっていいともに、ハナレグミの、永積くんが、でた。
わたしは、みてるのに、緊張した。
いきなり、サヨナラカラーを歌った。
すごい、集中力だ。歌で、きかせるなんて、やるなあ。
歌うたいが、歌で、みせるんだったら、ものつくりは、ものでみせろよ!と、てっぺいのこえが、
きこえそうだ。
サヨナラカラーを、うたうなんて、なかせるよ。
録画して、こどもたちと、またみたら、モザイクとガンボの花輪があったと、てっぺいが、いっていた。
わたしはしごとするとき、集中力をたかめるために、スーパーバタードッグのCD
を、大きな音でかける。すると、すぐ、あの森にゆけるのだ。もりのなかは、ひとり。
ちくちくと、しごとする、わたしの自由の世界は、限りないし、ゆるぎない。
わたしのものつくりの、おくゆきは、音と、畑、植物、旅のなかで、ひろがる。
目には、みえないもの、こころのなかに、ひろがる。
めにみえる、ものは、わたしのしごとのほんのいちぶ。

永積くんは、うちで、うたったのと、おなじこえで、、サヨナラカラーをうたった。
象平が、ギターをもってまたやってきて、うたってもらったのだ。
子どもたちも大好きな、ハナレグミ。
わたしも大好き。
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by tanemakibito | 2008-02-11 20:55 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとの暮らしからー2月10日

うちで、いちばんきもちいいのが、お風呂。
木でできた、でっかいお風呂でふたりでもはいれるくらいの、でかさ。
こどもが、ちいさいときは、うきわをもってはいったくらい。
ろうそくのあかりではいる、ろうそくお風呂は、大人気で、いまでも、子どもたちの
お泊まりのときに、やってあげると、おおよろこびです。
手づくりの虹色の大きなろうそくをともします。
お風呂は、薪でわかします。ほくほくとした、ゆげが、薪の香りとともに、ここちよいのです。
このあたりは、3時すぎると、お風呂をわかす、煙りが,たちのぼります。
ほとんどのいえでも、薪のお風呂。山で、穫ってくればただの、お湯ですし、からだのあたたまりかたが、ちがいます。哲平が,展覧会でいないとき、灯油のバーナーでわかしたら、こどもに、おこられました。子どもにも、わかるのです。ちがいが。やっと去年、シャワーをつけたのですが、シャワーはからだが、あたたまらないので、
お風呂を、わかさないといやだ!と、みんなは、お風呂好きです。
わたしも、腰湯で、あせをかくほどながくはいります。
冷えとり健康法です。
お風呂で、本を読みます。
きょうは、ここの、高知のおうちにやってきてから10年使った、木のお風呂を、とりかえました。水がもったいないので、ちょっとちいさなお風呂に。
高知の佐川町に、風呂桶をつくるかたが、いるときき、哲平と会いに行ってきました。
そして、5センチほどのあつさの、おおきな、楕円形のお風呂をお願いしました。
槙の木でできた、風呂桶にみずをはると、みずのいろが、あおくみえて、とてもきれいです。形も、以前は、四角だったけれど、今度の楕円は、お弁当箱みたいです。
いちど木のお風呂にはいると、もうほかのお風呂は、考えられません。
木の感触。無垢の木のもつちから。
日々、の暮らしが、だいじ。

そういえば、こどものころ、母方の祖父のいえは、薪のお風呂でした。
薪を焚くということは、火とむかいあうこと。
火は、縄文時代のひとが、見た火とおなじだろうか。
いま、この時代に、火や土という、原初的なものにふれることこそ、人間を取り戻せるのではないでしようか。土にふれたとき。なにか、懐かしいものを感じました。自然とつながる。ひともまた、自然のいちぶなんだと感じると、こころから、おだやかな、しずかな、きもちになりました。
火もまた、みつめていると、おちつきます。いのり。ということを、おもいつきました。
どんなに、科学や文明が、発展しても、人間にとって火は、必要なものです。
火を焚く。火のちから。火というものの発見。
きょうも、火を焚きながらおもう。
この火は、縄文時代のひとが、見た火とおなじだろうか。
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by tanemakibito | 2008-02-10 21:34 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとの暮らしからーすーすーの病院にゆく

すーすーの、あしの、付け根に、なにやら、ぼこんと、できている。
まえにも、後ろ足の関節のところにできて、手術したのだけれど、またできているので、
山を、おりて、動物病院につれてゆく。
すーすーの、ぼこんと、した、かたまりを、先生が、
はさみで、ちょきちょき、きると,血が、ぴゅーと、とびでた。
おおきな、めだまのような、かたまりが、とれると、先生は、一心に針と、糸でぬいもの。
10センチくらいのきずあとになった。
ますいが、さめるまで、待合室でまつと、そこに、おじいさんと、しろいいぬがやってきた。
おじいさんは、おすわりと、いったり、なでてやったり、いいこ、いいこしたり、待っている間、白い犬に、なにか、話しかけている。
何歳ですかとたづねると、90歳という。おじいさんと、お顔が、そっくりですねというと、おじいさんは、うれしそうに、飼い主に、にるんじゃろかと、いった。
先生が、口のなかを、みるために、白いその犬に、ますいを、うった。
先生のおくさんが、すーすーを、だきかかえたみたいに、だいのうえにのせる。
そして、あーこれは、たいへん、おくちのなかに、がんが、いっぱいできちゅう。こりゃあ、いとうて、ものもたべれんし。このままにしておくか、手術は、できんでね。
90歳まで、よういきたね。もうじゅうぶんいきよったね。かわいそうやけんど、このままじゃ、苦しんで、苦しんで、いとうて、もがき苦しんでかわいそうで、みておれんように、なるで。

もう、苦るしまんように、静かにしなせる方法も、あるけんど、どうするが?
おくさんと、ご家族とも、よう、相談してみて。
おじいさんは、おおつぶの、なみだで、言った。
家族は、おらんで、わしと、この犬だけだし、
できれば、苦しまんように、しいちゃって。と。

先生は、おおきな、注射を、とりだした。
もう、おじいさんに似たその白いいぬは、目をさますことは、なかった。
おじいさんは、なきながら石のように、みまもっていた。
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by tanemakibito | 2008-01-06 22:02 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとの暮らしからー虹の、はじまりを、みつける。

12月4日
きょうは、霧雨が、ふっていた。おひさまが、でたり、ひっこんだり。
仕事場の、まえは、棚田が、ひろがっている。
ちくちく、東京の、布土木の、ごほうび展にだす、おざぶとんを、ぬっているとき。
みつけた。
そのみちの、すぐむこうに、虹がかかっている。
そのはしは、なんと、86歳の、豊太郎さんの、おうち。
かたほうは、ハーブ園の、したの、たんぼへと、虹が、かかっているのだ。
なんて、毎日だろう。
にじの、はじまりを、きょうは、みつけた。とうとう。
にじの、はじまりには、なにが、あるのだろう。
みにいきたいのだけれど。
みずのような、きがするのだけれど。
インディアンのひとびとは、にじは、あたまと、しっぽを、かくした、にじいろの、へびなんだって。
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by tanemakibito | 2007-12-04 23:28 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとのくらしからーおいもほり

11月28日
やえちゃんの、畑が、うちの、すぐちかくにあるの、だけれど、おいもを、ほっていいと、いうので、
えまちゃんにも、手伝ってもらって、おいもを、ほり、そのあとに、タマネギの、苗を、うえた。
おいもは、やえちゃんと、せいいちちゃんが、うえたもの。
ふとって、まるまると、したのが、100キロは、とれただろうか。
収穫するのは、わらえるほど、たのしい。やえちゃんが、これだから、やめられないと、いうのが、わかる。おもしろいというより、本能的に、ほってしまう。もうやめようと、頭では,わかっていても、やめられないのだ。腰も、痛いし、てっぺいが、東京から、かえるまでに、やることは、ほかにも、やまほど、あるのだけど、もう,夢中になって、ほりおこした。
そのあと、わたしも、えまちゃんも、顔が、わらっていた。
なぜだろうか、すごい、満足感と、幸せ感が、いっぱい。これから、この畑を、使ってもいいというのも,うれしい。うれしいきもちが、からだにも,伝わって、作品が、できたりしたのとは、ちがう、充実した、きもちで、いっぱいになる。からだは、つかれているけれど、ここちいいい。
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by tanemakibito | 2007-12-04 22:16 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとの暮らしからー土をおく、おおきなはこ

11月25日
ひできさんが、つくってくれた、おおきな、木の箱。
てっぺいと、ひできさんとで、粘土の、原土を、とりにいって、
おおきなトラックで、はこんできた。
ざざざあーと、ねんどは、トラックの4トン車からおろされて、おおきな、箱のなかへ。
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by tanemakibito | 2007-11-25 00:16 | 種まきびとの暮らしから

種まきびとのくらしからー虹の、はじまるところ。

11月12日
窯たきが、はじまるので、沖縄の、なちおを、むかえに、美良布まで、むかえにゆく。
でかけるとき、谷相は、霧雨が、ふっていたのに、なぜか、美良布に着くと、
晴れていた。
なちおは、荷物を、いっぱい手に持ち、道の、駅まで、やってきてくれたのだ。
天然酵母ぱんや、酵母菌の、瓶まで、たずさえて。
軽トラックの、荷台に、荷物を、のせて、良心市による。
なちおは、きょうから、窯たきごはんを、つくってくれるのだ。
どんなごはんか、わくわく、たのしみ。
そして、窯たきも、どんなかんじになるか、わくわくする。
なちおと、買い物を、すませて、谷相にもどろうと、すると、
おもわず、いきを、のんだ。見上げると,谷相の,方角には、二重の、虹が、かかっているのである。くっきりと、虹は,わたしたちの、住む谷に、むかって、かかっている。
あんまり、うつくしいので、そして、ふたつも虹が、みえるので、
なちおと、踊りだしそうになる。運転しているのを、わすれて。
こんなことって、あるのかな。ということが、現実には,おこるのである。
どんどん、うえへ、うえへ、のぼっていくと、
虹の、はじまりが、はっきりと、みえた。
そう、わたしたちの,住む谷、谷相が、たしかに、虹のはじまりだった。

以前、水の、惑星の、谷相。と、かいたけど、雨が、谷相に、ふって、かわを、くだって、物部川に、ながれこみ、また、水蒸気になって、うえへ、うえへ、と、のぼっていく。雲になって,谷相へゆき、また霧と、なって、循環しているみずたちの、はじまりは、虹かもしれない。
谷相は、だから、虹の、はじまるところ。めぐり、めぐって、みずは、うつくしいすがたを、あらわしている。



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by tanemakibito | 2007-11-12 20:27 | 種まきびとの暮らしから