11月12日
窯たきが、はじまるので、沖縄の、なちおを、むかえに、美良布まで、むかえにゆく。 でかけるとき、谷相は、霧雨が、ふっていたのに、なぜか、美良布に着くと、 晴れていた。 なちおは、荷物を、いっぱい手に持ち、道の、駅まで、やってきてくれたのだ。 天然酵母ぱんや、酵母菌の、瓶まで、たずさえて。 軽トラックの、荷台に、荷物を、のせて、良心市による。 なちおは、きょうから、窯たきごはんを、つくってくれるのだ。 どんなごはんか、わくわく、たのしみ。 そして、窯たきも、どんなかんじになるか、わくわくする。 なちおと、買い物を、すませて、谷相にもどろうと、すると、 おもわず、いきを、のんだ。見上げると,谷相の,方角には、二重の、虹が、かかっているのである。くっきりと、虹は,わたしたちの、住む谷に、むかって、かかっている。 あんまり、うつくしいので、そして、ふたつも虹が、みえるので、 なちおと、踊りだしそうになる。運転しているのを、わすれて。 こんなことって、あるのかな。ということが、現実には,おこるのである。 どんどん、うえへ、うえへ、のぼっていくと、 虹の、はじまりが、はっきりと、みえた。 そう、わたしたちの,住む谷、谷相が、たしかに、虹のはじまりだった。 以前、水の、惑星の、谷相。と、かいたけど、雨が、谷相に、ふって、かわを、くだって、物部川に、ながれこみ、また、水蒸気になって、うえへ、うえへ、と、のぼっていく。雲になって,谷相へゆき、また霧と、なって、循環しているみずたちの、はじまりは、虹かもしれない。 谷相は、だから、虹の、はじまるところ。めぐり、めぐって、みずは、うつくしいすがたを、あらわしている。
by tanemakibito
| 2007-11-12 20:27
| 種まきびとの暮らしから
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